COVID-19の影響で成長が加速しているヘルスケア分野。リモート診断などの医療機関向けサービスを提供するスタートアップが活発になっているほか、病気に対する予防意識の高まりを受け、個人向けのメンタルヘルスケアや健康管理のためのサービスにも注目が集まっています。そこで今回は尿のデータを分析し体が求めている栄養素についてアドバイスを提供するVivooについてご紹介します。
検査キットとアプリを活用して手軽に尿検査を実現
尿には体内で不要となった老廃物をはじめ、様々な物質が含まれています。そのデータを分析して、パーソナライズされた健康管理アドバイスを提供するのがVivooです。
従来の自宅での尿検査では配送が必要で、検査結果が届くまでに時間がかかり、手軽に出来るものでは検査項目が限られるなどの問題がありました。Vivooが提供する尿検査のサービスは自宅で簡単に実施できるうえ、8つの検査項目を素早く分析してパーソナライズされたアドバイスを受けられる点が特徴です。
Vivooで検査ができる8つの項目(Vivoo ウェブサイトより転載)
検査に必要なものはVivooが提供する検査キットとアプリのみ。検査手順は以下の通りです。
- Vivooアプリをダウンロード
- 尿を採取してVivooの検査キットに尿を浸す
- 検査キットの先をVivooのアプリで写真を撮る
- 約2分でパーソナライズされた結果がアプリ上で確認可能
NisshoUSA注目ポイント
ウィズコロナのなか、私自身の働き方含めたライフスタイルが大きく変わりました。健康維持のために通っていたジムが休業、行きつけのレストランが閉店、気分転換したい時に利用していたカフェはテイクアウトのみのサービスとなる、趣味のサッカーができないなど環境が大きく変わり、今後も新たな制限の中で生活をしていかなければいけないことを実感しています。様々な制限の下で生活をすることは身体と精神面に非常に負荷が高く、今後企業は従来のような年に1度の健康診断だけでなく、これまでと異なる環境下で活動する従業員の健康維持方法について見直すことが求められるのではないでしょうか。その方法の1つとして、在宅で簡単に検査でき、それを基に健康管理のアドバイスをしてくれるVivooのようなツールは今回のパンデミック以降注目されていくでしょう。
会社概要
企業名 | Vivosens Inc. (dba Vivoo) |
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設立年 | 2018年 |
所在地 | カリフォルニア州サンフランシスコ |
従業員 | 30名 |
創設者 | Miray Tayfun、George Radman、Gozde Buyukacaroglu |
資金調達 | $2.1M |
VC | 500 Startups、Techstars、Draper Associates ほか |
※crunchbaseデータベース参照
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