イノベーティブ・スタートアップ 2020.11.20

在宅勤務中の会議をスムーズにするZoom Rooms専用機DTEN

在宅勤務が浸透しつつある中、オンラインでのミーティングやカンファレンス参加などが日常的に行われるようになりました。私自身も2020年3月にオフィスがクローズしたため、在宅から1日4〜5回はZoomを使ってミーティングを実施したり、世界中のオンラインイベントに参加をしています。約8ヶ月間在宅勤務を続けていく中で改めて感じたのは、在宅勤務でもストレスなく働ける環境をどのように整えるかです。今回は私が在宅勤務をする中で実際に活用したもののなかから、日常的にZoomを使っているユーザーにおすすめしたいZoom Rooms専用端末のDTEN MEをご紹介したいと思います。

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オールインワンのタッチパネルディスプレイ、DTEN ME

DTENはZoom Roomsに必要なコンポーネント(マイク、カメラ、マルチタッチディスプレイ、PC)を1つの筐体にまとめて提供するZoom Rooms専用デバイスです。Zoom Roomsとはソフトウェアベースの常設型TV会議システムとなり、会議室から複数人でZoom会議に参加をする時に使われます。

DTENはこれまでオフィスの会議室用に活用する55インチサイズのZoom Rooms専用デバイスを提供してきましたが、今回自宅や小会議室などで活用できる27インチモデル「DTEN ME」を新たに販売開始しました。3つのカメラが搭載されており160°の広角を備え、8つのマイクで5M離れた音も認識するほか、マルチタッチディスプレイのためホワイトボード機能まで備えているため、オンラインでありながらコミュニケーションの幅を広げることが可能です。DTEN MEが1台あればZoomが提供する機能をフル活用することができるでしょう。

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購入のきっかけはパソコンの処理速度の低下

DTEN MEを購入する前までは13インチのMacBook Air(ノートパソコン)と27インチの外付けモニターを使っており、そのMacBook上でZoomミーティングを実施していました。タッチディスプレイは搭載されてはいないものの、MacBook自体にもマイクとカメラが搭載されているため、最初は特に問題なくMacbook Air上でZoomミーティングを実施していました。しかし、在宅勤務でオンラインでのコミュニケーションを密に行うようになると、日常的に活用するアプリ(Zoom、Slack、Office365など)の種類と利用頻度が増え、MacBookの負荷が高まり処理が遅くなり始めたと感じました。

そこでZoomミーティングをDTEN MEで実行することで、MacBookの負荷を分散ができ、また新たにホワイトボード機能も使えるというメリットにも魅力を感じて試してみたいと思い購入に至りました。

果たしてDTEN MEは購入するほどの価値はあったのでしょうか?実際の体験談を踏まえてその魅力をお伝えしていきたいと思います。

DTEN MEと在宅ワークスペースの様子

10分でセットアップ完了

DTEN MEには既にZoomRooms用のソフトウェアがプリインストールされているため、セットアップはとても簡単です。実際、以下のような流れで10分もかからずにDTEN MEでZoomを使い始めることができました。

  1. 電源on
  2. タイムゾーン選択
  3. インターネット接続
  4. プライバシーポリシーの合意
  5. Eメールアドレスを利用したアクティベート
  6. DTENアカウント作成(IDとPWの設定)

スムーズにZoomミーティングが実行可能

まず使い始めて便利だと感じたのはZoomミーティングにスムーズに参加ができるという点です。DTEN MEは常設デバイスのため常にZoomにサインインしており、トップ画面から「参加」を押しミーティングIDを押すだけで会議に参加することができます。そして会議中は自分のPCを占有されることなく自由に使えるようになり、とても快適な環境になったと感じました。

誰でも使えるよう設計されたシンプルな機能

Zoomに特化したデバイスのため、DTEN上で設定できる機能はとてもシンプルです。セットアップ完了後はカメラ調整、画面の明るさ、ボリューム、バーチャルバックグラウンドなどの限られた設定しか備えていません。Zoomミーティングを簡単に実行できることに特化したもので、複雑なオペレーションは一切必要ない設計になっています。そのシンプルさがユーザー側からはとても使いやすいように感じられました。

ワークスペースを有効活用

ハードウェア面でも工夫された作りになっています。必要なコンポーネントは搭載済みのため追加で何か外付けする必要はありません。またDTEN ME自体が自立するため、設置スペースを取らず、限られたワークスペースを有効活用することができます。

通常のディスプレイとしても利用可能

もちろんZoomミーティングだけではなく通常のモニターとしても活用ができます。Zoomモードとモニターモードの2つのモードを選択することができるようになっています。

NisshoUSA注目ポイント

私のようにZoomミーティングを日々頻繁に実施したり、Zoomを利用したイベントなどに参加をする人にはおすすめのデバイスだと思います。DTENを活用することで、PCにかかる負担を軽減、またZoomミーティングも簡単に実行ができるという環境は以前よりも快適なものになったと感じました。

もう少し欲を言えば、照明も内臓されているとより魅力的なデバイスになったのではないかと感じます。Zoomミーティングでの印象を少しでも良くするために、照明などを活用している人は多いでしょう。もちろんZoomの機能でも明るさの調整機能は備わってはいますが、実際の照明を使った方がより自然な雰囲気を出すことができると感じるからです。

DTENを活用し始めたことで快適な在宅勤務環境が整いつつある一方、MicrosoftのTeamsなど他のオンラインミーティングを使うこともあるため、環境を改善できる余地はまだまだありそうです。

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最後までお読みいただきありがとうございました。
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この記事を書いた人

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Shuichi Noto

2008年にユニアデックス入社。5年間の大手通信キャリア向けの営業を経験した後、日商エレクトロニクスへ入社。大手OTTの情報システム部門向けにVDIやWeb会議などの働き方改革を促進するソリューションの販売に従事。2019年よりNissho USAに赴任。お客様のビジネスを共創&サポートできるようなソリューションの発掘を目指し日々活動中。担当領域はITインフラ全般、ヘルスケア業界、地域創生など。趣味はゴルフとサッカー。

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