前回の記事「【CES2021速報】注目のイノベーションアワード受賞企業をご紹介!」ではイノベーションアワード受賞企業から日本でも受け入れられそうな製品をご紹介しました。今回も引き続き受賞企業の中から、家の中で使えて私たちの生活をより安全で豊かにしてくれる製品を4つピックアップしてお届けしたいと思います。
スマホが消毒できるワイヤレス充電器 Oblio
新型コロナウイルスの予防対策の1つとしてこまめに手洗いをしている人は多い中、見落としがちなのがスマホの消毒ではないでしょうか。肌身離さず持ち歩くスマホの消毒を習慣化できていなければ、せっかくの手洗いも効果が半減するかもしれません。
スマホ消毒を習慣化するアイテムとして活用できそうなのが、Lexon社が提供するスマホの消毒機能付きワイヤレス充電器のOblioです。Oblioのワイヤレス充電器には赤外線UV-Cを内蔵しており、スマホを充電しながらディスプレイ上のバクテリアを99.9%殺菌することができます。殺菌に必要な時間は約20分、フル充電するためには約3時間です。自宅で過ごす時間が増えていく中、スマホを使わない時は常にOblioのワイヤレス充電器にスマホを置くことでスマホ消毒の習慣をつけみるのもよいかもしれません。Oblioは現在約8,500円で販売中です。
空気の質を可視化できる AerHome
新型コロナウイルスの影響で自宅で過ごす時間が増えている中、クリーンな空気を保つためにこまめに換気を行ったり空気洗浄機を利用したりする人も多いでしょう。しかし空気の質は目に見えず、どのくらいの時間換気や空気清浄を行えばよいのかわからないという人もいると思います。
そんな中でAerNos社が提供するのが部屋の空気の質を可視化して健康維持をサポートするデバイスAerHomeです。AerHomeは空気中のマイクロダストやオゾンなど健康に被害を与える物質を検出してアプリでそのデータを表示できるほか、Alexaなどのスマートスピーカーを通じて他のスマートホーム機器と連携して空気を清浄する等の指示を出すこともできます。部屋の空気の質を上げることで、健康維持だけではなく仕事のパフォーマンス向上にも繋がりそうです。
洗面所に特化したスマートミラー CareOS
CareOS社が提供するThemisは、人を認識してパーソナライズした機能を提供する洗面所用スマートミラーを提供します。例えば子供向けの機能では歯磨きをする時に子供の好きな音楽を流すことで歯磨きを楽しい時間にしたり、大人向けの機能では日々の肌の状態を確認してどのように手入れを行えばいいのかなどをアドバイスしてくれたりします。その他、顔のエクササイズやヨガなど健康をサポートする機能なども提供しています。洗面所の鏡をスマートミラーにすることで、生活がアップデートできるかもしれません。
100%水力発電のBluetoothスピーカー付きシャワー Shower Power
Ampere社は100%水力発電のBluetoothスピーカー付きシャワーのShower Powerを開発しました。シャワーの水を利用することで発電する仕組みで、シャワーを出している時に音楽を流せるだけではなく、シャワーを止めた後でも内部電池で約20時間再生することができます。Shower Power機器本体もリサイクル海洋プラスティックから作られており環境に配慮しています。ただ実際にシャワー中に音楽を聴くにはスピーカーよりも防水イヤホンを使う方が便利なような気もしますが、シャワーで発電というアイデアに共感する人には受け入れられるかもしれません。
NisshoUSA注目ポイント
新型コロナウイルスの影響で家の中で過ごす時間が増えている中、今回のイノベーションアワードでは家の中の生活をより安全で豊かにする製品が目立っていました。
特に注目したいのは、家の中でもバスルームなど水回り関連に対して新たな価値を提供する製品が次々と誕生しているということです。アレクサで電気をコントロールするなど、リビングで活用されるスマートホーム機器は既に使われ始めていますが、今後はバスルームなどに活用できる製品やサービスが新たなビジネスチャンスの領域かもしれません。今回ピックアップした4社以外でも多くの魅力的な製品が出展されていましたので、興味のある方はぜひお気軽にお問い合わせください。
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