米国イノベーティブカンパニー 2020.04.23

週刊米国ユーザートレンド&注目ニュース ~ストリーミング①~

2020年4月第4週目の週刊コンテンツはストリーミングサービス関連を取り上げます。

1. 新ストリーミングサービス「Quibi」 リリース1週目で1.7百ダウンロード達成

元米国ヒューレット・パッカード・エンタープライズCEOのメグ・ホイットマン氏がCEOを務める新ストリーミングサービスを提供するQuibiが4月6日にサービスを開始しました。モバイル向けに約10分の短編動画を毎日配信するサービスとなり、90日間は無料でサービスの提供をしています。サービス提供開始1週間で1.7百のダウンロードを達成したと報じられました。10分間の休憩にぜひ試してみてはいかがでしょうか。

引用:https://www.cnbc.com/2020/04/13/meg-whitman-says-quibi-reached-1point7-million-downloads-in-first-week.html

2. HBO MAXが5月27日にサービス開始

現行サービスであるHBOとHBO NOWのアップグレード版となるHBO MAXが5月27日にサービス開始と発表されました。AT&Tの新たなストリーミングサービスとなり、同社傘下のワーナーメディアのコンテンツを中心にゲーム・オブ・ストーンズなどのHBOヒット作品などを含めたコンテンツを月額約1600円で提供される予定となります。益々過熱するストリーミングサービスの動向に目が離せません。

引用:https://www.theverge.com/2020/4/21/21229362/hbo-max-launch-date-warnermedia-now-go-peacock-quibi-price

3. ネットフィリックス 第1四半期で約15百万人の申し込み

ネットフィリックスの新規申込者数は第1四半期(2020年1月から3月)で約15百万人となり、全世界での有料会員数は約182百万人になったと報じられました。外出規制の影響もあり予想を上回る数の新規申込となっているようです。四半期の売上は約6千億円になる見通しです。直近の業績は好調ですが、外出規制が強まる状況で今後の新たなコンテンツをどのように作成して提供して行くのか、注目していきたいと思います。

引用:https://www.theverge.com/2020/4/21/21229587/netflix-earnings-coronavirus-pandemic-streaming-entertainment

4. NAB ウェビナーでインテリジェントウェイブがソリューション紹介

COVID-19の影響で2020年4月の開催が見送られた放送業界の一大イベントNAB SHOW。ご参加を楽しみにされていた方にウェビナーという形で情報発信がされることになりました。全世界で放送システムのIP化が進む中で課題となってくるのは放送の品質維持と向上です。その課題解決を手助けするモニタリングソリューションをインテリジェントウェイブが40分で分かりやすく皆さまにお届けされる予定です。最新の技術動向把握にぜひ参加されてみてはいかがでしょうか。ウェビナー配信予定日は4月28日から30日までの3日間となります。ご予約は以下URLから可能となります。

引用:https://www.iwi-marketing.com/

まとめ

ストリーミングサービス界はCOVID-19の影響で追い風となる業界の1つですが、昨年11月にサービスを開始したディズニープラス、4月6日にサービスを開始したQuibi、5月27日にサービスを開始するHBO MAXなど生き残りをかけた戦いが始まっています。数あるサービスの中からユーザーが何を重視するのか、それはやはりコンテンツではないでしょうか。COVID-19の規制が続けばコンテンツの作成が困難になる可能性があり、そのような状況になった際にどのように差別化を図って行くのか、今後も引き続き注目していきたいです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

この記事を書いた人

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Shuichi Noto

2008年にユニアデックス入社。5年間の大手通信キャリア向けの営業を経験した後、日商エレクトロニクスへ入社。大手OTTの情報システム部門向けにVDIやWeb会議などの働き方改革を促進するソリューションの販売に従事。2019年よりNissho USAに赴任。お客様のビジネスを共創&サポートできるようなソリューションの発掘を目指し日々活動中。担当領域はITインフラ全般、ヘルスケア業界、地域創生など。趣味はゴルフとサッカー。

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